2025.09.25
9月22日(月)帝京高等学校にて、2026年からFC今治トップチームへの加入が内定した久保 恵音(くぼ けいと)選手の記者会見を開催いたしました。
記者会見には、 FC今治への加入が内定している久保 恵音選手、帝京高等学校 針谷 忠昌教頭、 藤倉 寛サッカー部監督、 そして、当クラブよりゼネラルマネージャーの小山 哲司、強化担当の中野 圭が登壇しました。
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この度、2026シーズンからFC今治に加入することになりました、帝京高校の久保 恵音です。小さい頃からの目標だったプロサッカー選手を、FC今治という素晴らしいチームでスタートできることを嬉しく思います。1年目から出場し、横山 夢樹くんや梅木 怜くんのように活躍して、FC今治のチームの勝利に貢献できるように頑張ります。
応援よろしくお願いします。
(色紙には)「出発」と書きました。意味は、ここからがスタートラインだと思うので、その「出発」の意味と、1年目から試合にどんどん絡んでいきたいっていう思いがあって、「出る」っていう意味と、そして結果を出したいという意味で、「発」の入った「出発」がいいと思って「出発」という言葉にしました。
本人の努力と資質がこのような素晴らしいチームに評価されて入団が内定しましたこと、学校としましても大変喜ばしく思っております。
学校としては、後輩に道筋を示したことや、今後、本校のサッカー部を希望する受験生や新入生に対して久保選手がメッセージを残してくれるものと期待しております。 久保選手は非常に快活で、素直で穏やかな性格の生徒です。学業面でも、クラブ活動の余った時間を有効に使って努力を続けています。
部活動においては、1年次よりレギュラーとして活躍し、3年次にはチームのエースの背番号10番を背負ってインターハイに出場。2得点を挙げるなど、チームの精神的支柱であると思っています。
思い起こせば2年前、梅木、横山両選手の入団会見において、久保選手は1年生で現場に居たわけです。おそらく、久保選手は自分の2年後には同じような立場で活躍できることを夢見て、3年間努力を続けてくれたと思います。本日、このような晴れの舞台に立つことができましたのも、本人の3年間の鍛錬の賜物であると、その努力に対して敬意を表したいと思っております。
久保選手には、競技はもちろんのこと、これからサッカーに取り組もうとする小中高生に対して模範となるような選手になってもらいたいと思います。久保選手を育てたサッカーという競技を通して、人格の陶冶に努めていただきたいと思っております。
一昨年に引き続きまして、本校サッカー部から新たに久保 恵音がFC今治に加入することが決定いたしました。このような会見を開いていただいていることにも感謝していますし、嬉しく思います。
これは彼の努力の成果でありますし、ここにいるチームメイトの励みになるような出来事だと思っています。この場をお借りして、評価していただいたFC今治のチーム関係者には本当に深く感謝申し上げます。
久保選手は本校でサイドハーフ、攻撃的なポジションを担っています。爆発的なスピードを生かしたドリブルが彼の最大の持ち味です。相手のディフェンダーを切り裂くような、チャンスメイクをして、攻撃への貢献度はすごく高い選手です。
人柄に関しては、とにかく”サッカー小僧”で、いつもニコニコとボールを持って、毎日、毎朝、ドリブルの練習をしたり、コツコツと努力をすることができる選手です。そのドリブルに関してもこだわりが強くて、それをやりきるという決意、覚悟が非常に強い選手です。
私から彼に期待することは、もちろんFC今治に加入することがゴールではないですし、今後チームに求められる選手となり、成長していくことは本人もわかってるとは思いますが、彼のサッカー人生、そしてそのサッカー人生が終わった後の長い人生でも豊かな人間になってほしいという思いがあります。今治という地でさらに成長してほしいと期待しています。
最後になりますが、彼を支え、育ててくれた指導者と、関係者、多くの方々がこの後ろにはついていると思います。そこに大きく感謝申し上げたいと思います。
2つ上の先輩に横山選手と梅木選手がいて、私が去年今治に来たとき、(ふたりは)面白い選手だなと思いました。技術がしっかりしていて、スピードがあって、こういう高校生はしばらく見ていないなと、伸びるなと思っていました。当時はJ3で試合に出る可能性も高く、だんだんチームに馴染んで、試合に出るようになってくれました。そして伸びて、関係者の目について、U-20に選ばれて、Jリーグでも売り出し中の若手になってきました。
久保選手は今年練習に来てくれて、私も拝見しまして、横山選手、梅木選手とも違う感じの才能というか能力を見て、面白いなと感じました。まずボールを止めることに対してのストレスがない。いいところにボールを止めるので、プレーが早い。別に早くしようと思っているわけではないけれど、スムーズだから早く見える。なので、視野が広くできる。そういう部分をすごく感じました。
代々この名門、帝京高校の血が流れていて、このような個性のある選手が出てきたと思っています。久保選手については、とにかく技術がしっかりしていることと、人間性。僕からは孫みたいな年ですけど、フランクに話せるし、自分の思っていることをちゃんと伝えてくれる。彼の人間性と帝京高校の選手の育て方が素晴らしいんだなと感じています。
まずはじめに、久保選手の獲得に関われたことを本当に嬉しく思いますし、育てていただいたご両親をはじめ、高校関係者に感謝したいと思います。
彼を獲得した経緯については3つありまして、まずはプレー面。藤倉監督からもありましたが、スピードがあって、ドリブル突破で違いを作れるという特徴的な個性を持っているところに惹かれて、練習参加をお願いしたという経緯があります。
2つ目は、コミュニケーション力。大人とコミュニケーションがちゃんと取れることです。それは、質問したことに対して「はい」「いいえ」だけじゃなくて、さらに付け加えて話ができるところ。普通にきちんと喋ってくれる印象を持っています。先輩に対してもわからないことを色々質問していたり、梅木選手、横山選手がいるのは大きかったと思いますが、「ごはん、連れてってくださいよ」と普通に言えちゃうところ。そういったフランクさ、懐に入ってくるようなところはサッカー選手としてすごく重要な要素だと思っていて、そこも1つの要因になったと思います。
3つ目は素直さ。練習参加の時などに課題を伝えさせてもらうと、次に見た時にはその課題が改善されているんです。人の話を素直に受け入れて、自分の課題と捉えて取り組んでいく姿勢を持っていると思います。サッカー選手として成長していく上では重要な要素だと思いますので、今後、壁にぶつかることもあると思いますが、そこを乗り越えていくだけの能力は持ってるんじゃないかなと思います。今後については、横山選手、梅木選手といった先輩もいて、プレッシャーもあると思いますし、同級生や後輩たちからの期待もすごく感じると思いますが、あまり重く捉えすぎずに、自分の持っているものをどんどん出して、FC今治ににずっといてもらえたらありがたいですが、ステップアップしていって、世界で活躍していくような選手になってほしいと思っています。
—— FC今治というクラブの印象を教えてください。
練習に参加した時、チームの雰囲気が高校とは全然違って、環境も全然違って、ここでやりたいという気持ちが強くなりました。オファーをいただけた時は本当に嬉しかったし、ここからがほんとにスタートだなと1番に思いました。
—— 自身のプレーの特徴を教えてください。
前を向いた時のプレーです。高校ではサイドハーフをやっているんですけど、FC今治での練習参加ではシャドウもやっていました。前を向いてドリブルで仕掛けてチャンスを作る部分は得意なプレーだと思います。
—— 横山選手、梅木選手らからどういった刺激を受けてこの3年間過ごしてきましたか。
まず、自分が1年生の時に2人を見ていて、プロに入ってから代表に呼ばれて、1年目から2人とも結果を出して、出場し続けていて。一方、自分は学年が上がって試合に絡めなかったりして、自分は何やってんだろうと思ったこともありました。今年、練習参加した時も、高校でやっていた時とは全然レベルが違っていて、スピードだったり、夢樹くんの仕掛けの部分は全然違って、差がついちゃったんだなと思いました。
夢樹くんとは練習の後や練習中によく話していて、勉強になることが多かったです。一緒に試合に出場した時もパスを出してくれて、「好きにやっていいよ」みたいな感じで、本当にやりやすかったですし、自分もああいうふうになりたいとこの3年間ずっと思っていました。
—— プロ1年目の目標と、将来的な目標を教えてください。
夢樹くんも開幕戦から出る気持ちで行くと言っていて、自分もその気持ちは同じです。キャンプや練習試合などでしっかりアピールして試合に出場できたらと思っています。
将来的には日本代表に入ってワールドカップに出たいっていう目標があるので、その目標を達成できるように努力していきたいと思います。
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