—— 試合の振り返りをお願いします。

　0‐2からしっかり追いついて、ゲームを終われたのはよかったんですけど、やっぱり上位相手に勝たなきゃいけないというのもそうですし、こういう上位相手の試合は、1つのミスが失点につながるということを痛感させられたゲームだったと思ってます。で、そこは修正しながら、改善しながらやっていかなきゃいけないんですけど、すぐ熊本戦があるので、意識レベルからまず変えていくというところ。通年やらなきゃいけないことなのですが、今日改めてそういう現象がでたので、しっかりと修正しながら次につなげていければと思います。

—— 0‐2で折り返して、後半から2人選手交代でしたが、ハーフタイムに修正した部分は。

　守備のはめ方と、局面で能力を発揮できる人選をしました。攻撃のところも少し形を変えて前進する意図で、2人代えて、後半に臨みました。

—— 結果的に、横山選手・ディニス選手と交代選手が続けて結果を出した一方、山田選手はアシストもありましたし、彼の仕事も大きかったのではと思います。後半、特に山田選手に与えた指示はどういったものでしたか。

　本当に、コンダクターというか。そういう役割もやりながら、ハントワークしながらというところで、すごく今日は、山田には活躍してもらったので、頭が上がらないというか。労を惜しまないだけでなくて、チームもうまくいい方向に持っていけるという意味では、なくてはならない存在でしたね、今日も。

—— これで12戦負け無し。昨年Ｊ３で記録した負け無し最長記録とタイで並びました。それについてはいかがでしょうか。

　ロッカールームで選手たちは悔しそうにしていて、勝利への渇望っていうのが、また今回も見られたので。今日は5,100人を超えるお客さん、サポーターが入ってるにも関わらず、勝ち切れなくて、みんな悔しい思いをしてたので、しっかり次、熊本戦で勝って帰って来るということは伝えました。しっかりと勝てるように準備していきたいと思ってます。

——  磐田が前からかなりアグレッシブに来るということで判断したり考える時間を奪われてしまったようなところもあったのではないかと思います。ハーフタイムでの修正は必要だったということでしょうか。

　今まで（磐田の）試合を見てきた中で、そんなに前から来る状況はなかったのですが、今日は相手が勝ててないという状況だったり、人を入れ替えてやってきたので、準備してたものとはちょっと違ったんですけど、それを上回るような前進の仕方とか立ち位置とか、クオリティについて言うとすぐには変わらないんですけど、そういったところは鍛えていかなきゃいけないかなと。まだまだレベルが足りないかなと思っています。

—— この試合では後半の良さが出たと思いますが、その要因は。

　相手が少し中盤が伸びたかなと思っています。その中で、ソロで前を向けて、仕掛けられる横山、あとはリズムを作れるディニスが流れをよくしたのかなと思っています。また、久保山コーチのセットプレーのデザインから得点出来たところや、連戦を戦い抜けるようにメディカルスタッフが夜遅くまで治療やリカバリーに尽力してくれたことも後半の追い上げにつながったと思います。