—— 試合の振り返りをお願いします。

選手には前半からフルスロットルで行けっていうところで、前半から押し込める場面もありました。
ただ、フィニッシュワークのところでやっぱり決めきれないっていうか。後半ボールを握られる時間はあったんですけど、その中でミドルカウンター、ロングカウンターっていうところで、そこも仕留めることができない。
首位チームだけあって、試合の流れをしっかりと、仕留めるところは仕留めるっていう、そのしたたかさだったり、クオリティの差っていうのは痛感させられたゲームだったと思います。
選手たちはすごくアグレッシブに戦ってくれたので、そこは次の試合のポジティブ要素としては得れたものかなと思うので、次しっかり勝てるように準備していければと思います。

—— 攻守において、どのようなことを準備して来られましたか。

ハイプレスのかけ方だったり、奪ってからの振る舞いのところは準備してきました。それと、相手の攻撃の仕方、どこを起点にどういう風にというところは守備のところで整理してきました。（千葉は）クロスからのゴールが多いので、そこは準備したんですけど、そこでやられてるので、そこは修正箇所かなと思いますね。

—— 今回も5,000人以上の観客の前で、ホームの舞台で、首位を叩くっていう姿を見せたかった思いが1番強いのかなと思いますが、そこに関してはいかがでしょうか。

満員の中でしっかりと連勝、しかも首位を叩くとまた勢いが変わってくるかなと思っていました。まず、今治の選手、その選手たちを生んで育ててくれたお母さんたちに感謝したいなと。そういう選手たちと巡り合わせてくれたとか、そういう選手たちと一緒に戦える機会っていうのはそうそうないので。今日の試合だけじゃなくて、しっかりと毎試合全力を出して、戦ってる選手たちにとっては次に向けても、今日の試合がすごくいい糧となる、ただの負けにはしたくないので、そういったところを積み上げられた試合だったと思います。
今日勝てればよかったんですけど、たくさんお客さん入ってる中で、ファンを増やすチャンスだったんですけど、そこはなかなかできなかったので、次に繋げられればと思います。

—— これで連続負けなしがストップ。チームとしても精神的な部分から立て直しの必要もあるのかなと思いますが、次に向けてどういった取り組みをしていきますか。

落ち込むのは少しの時間で、あとはもう次に向けてほんとに気持ちを切り替えるのと、敗因などを分析して、ミスもあったので、そのミスの分析。ただ、そこばっかりやるとネガティブになるので、積極的に取り組んでいければいいかなと。もうそこしかないかなと思います。

—— ボールを保持しようと積極的に狙ったというよりも、チームの狙い、タスクをこなしていった結果、保持する時間が伸びていったというところがあったように見えたのですが、いかがでしょうか。

こうやってやればボール保持できるんじゃないかというのは、予想通り用意できたものが出たかなと。その中で仕留めることができなかった。ボール保持するのが目的ではないので。

—— 後半、修正したくてしきれなかった部分がいくつかあったと思いますが、その辺りはいかがでしょうか。

前線からハイプレッシャー、ハイプレスっていうところはなかなか行けなかったので、交代選手も含めてやろうとはしたんですけど、なかなかちょっとうまくはまらなかったので、プレスの位置を変えたりっていうのは取り組みました。ただ、やられてるので、そこも修正しないといけない部分かなとは思います。

—— 前半と後半でかなり色が変わったゲームに思えたのですが、どのようなところが要因になったと考えていますか。

スタメンの選手、インパクトメンバーあるんですけど、今日のメンバーで言うと、やっぱり前半に仕留めたいメンバーだったなっていうのが正直なところですね。Bプランを持っていたのですが、それがなかなかはまらなかったところは私のミスかなと思います。