—— 試合の総括をお願いします

　遠く今治から応援に来てくださったサポーターの皆さんの後押しを受けたのですが、残念ながら敗戦ということで、他の試合の結果もあり、我々のＪ１昇格の夢は断たれてしまいました。パブリックビューイングでも応援してパワーを下さったみなさんの期待に答えられず、申し訳ない気持ちです。ただ、まだあと2試合残っていますし、そこで誰1人下を向くことなく真摯に戦い続けるのは変わらないと思います。ほんとに今日の試合は残念な結果だったんですけども、誰1人下を向くことなく、諦めることなく戦ったのは、今治の良さ、財産が出たのかなと思います。そこを継続してやっていければと思います。

—— 立ち上がりは良い入りだったものの、早い時間にセットプレーからの失点となりました。序盤を振り返っていかがでしょうか。

　山形さんは前半の得点が多いので警戒していたのですが、そこでやられてしまいました。後半に関しても、カウンターは警戒していたのに、それでやられてしまったので、（我々が）まだまだなのかなという印象です。

—— 後半、逆転に向けて迫力ある連続攻撃ができてきましたが、課題でもある2点目が入りませんでした。そのあたりはどのように捉えておられますか。

　シーズン当初からずっと課題として継続してきたところだったんですけども、この試合でもそれが出たと思います。対策される中でも、フィニッシュの量、クロスの量は出していこうというトレーニングをしてきたのですが、なかなかそれが結果に結びつかず、残念な結果だったと思います。

—— 今治との気温差など、環境の違いにも苦戦する部分があったのでしょうか。

　それは特にないです。

—— 今日の試合の敗因はどんなところにあったのでしょうか。

　私の持っていき方、マネジメントのミスだと思います。選手は一生懸命戦ってくれましたし、本当に最後まで顔をあげてやってくれたので、それを結果に結びつけられなかった、出してあげれなかった。私のミスかなと思っています。

—— 昇格という大きな目標は潰えた中で残り２戦。次はホーム最終戦となりますが、次に向けてはいかがでしょうか。

　我々がやってきたことを残り2戦で披露できるかにこだわってやっていきたいと思います。相手がいることなので難しいかもしれないですが、これまでやってきた我々のスタイルや文化というか、「今治魂」をどれだけ出せるか。残り2試合、まずは札幌戦。中断期間も含めて、しっかりと修正して出せるような提示ができればと思っています。