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デロイト トーマツ グループの広報担当に聞く、FC今治との歩み

FC今治を応援していただいている人たちとして、サポーターの皆さんのほかに、パートナー企業302社の皆さんがいらっしゃいます。そのパートナー企業の中でも、少し耳慣れない「ソーシャルインパクトパートナー」というタイトルで支えてくださっているのがデロイト トーマツ グループです。もしかすると、サポーターの皆さんの中にも「デロイト」や「トーマツ」という名前を報道などで目に・耳にしたことがあるという方もいらっしゃるかもしれません(本特集1-4回の「観戦体験調査」もデロイト トーマツさんとの共同の取り組みです!)が、多くの方はどういう会社なのか、そしてFC今治のパートナーになって何をしているのか、ご存じないと思いますので、ここでは改めてデロイト トーマツさんとFC今治の取り組みについてご紹介をしたいと思います。


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デロイト トーマツ グループは、どういう会社なのですか?

【越智】
皆さん、こんにちは。デロイト トーマツ グループで広報を担当しています越智です。デロイト トーマツ グループは日本初の全国規模の監査法人として1968年に誕生し、半世紀を経て現在は国内約30都市に公認会計士、税理士、コンサルタントなど1万人以上の専門家を擁する総合プロフェッショナルファームです。私たちのサービスや事業活動は幅広い専門領域に及んでいますが、それらを束ねる共通の基軸として、デロイトの全世界のメンバーファームが共有するpurpose、"Deloitte makes an impact that matters"を掲げています。Impactを追求する中で、気候変動イニシアチブWorldClimateも今秋から始まりますが、教育、スキル開発、機会創出の3分野で2030年までに全世界で累計5千万人の人々に対してポジティブなインパクトを及ぼすことを目指すWorldClassという取り組みがあります。ダイナミックな変革のカタリストとして、2030年までに200万人の人々に対してインパクトを及ぼすことを目標に掲げ、取り組みを推進しています。

パッと聞いただけだとスポーツとは縁がなさそうですが・・・?

【越智】
よく言われます(笑) FC今治のビジョンとチャレンジに共感し、2015年のRe:Startからデロイト トーマツ コンサルティング(DTC)にてクラブを応援し、コンサルティングファームならではの知見・経験を活かしてクラブ運営に関して様々なご支援をさせていただきました。当時のDTCのトップがビジネス雑誌の企画で岡田武史さんとの対談のために中国 杭州まで行ったのですが、そのご縁で翌年岡田さんにDTCの特任上級顧問に就任いただき、さらに同年11月に岡田さんがFC今治のオーナーに就任されたことがきっかけでパートナー企業になりました。

当グループにはスポーツビジネスグループというビジネス横断のイニシアチブがあります。一般の生活者の皆さんとは直接接点がないかもしれませんが、スタジアムを核としたまちづくり(地方創生)関連のプロジェクトを経済産業省/四国経産局/スポーツ庁/今治市と行ったり、スタジアム観戦体験向上プロジェクトを行ったりしてきました。FC今治が四国リーグ優勝、JFL昇格、J3昇格を達成していく中、パートナーとして一緒に伴走してきた5年間でした。

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FC今治オーナー岡田 武史氏 スペシャルインタビュー

デロイト トーマツ × FC今治 スペシャルムービー「Next Imabari」

それで、ソーシャルインパクトパートナーというのは、どういうものでしょうか?

【越智】
社会課題を一緒に解決していくパートナー、とお考えください。FC今治がJ3昇格を迎えた大きな節目である2020シーズンからは、DTCに留まらず、スポーツビジネスやスポーツアナリティクス、地方創生やSDGs推進支援など様々なプロフェッショナルの知見を有するデロイト トーマツ グループ全体でパートナー企業となることができました。次世代の社会創りを共に推進するパートナー=ソーシャルインパクトパートナーとして、FC今治の更なる飛躍を応援していきたいと思っています!

FC今治の夢、企業理念にある「次世代のため、物の豊かさより心の豊かさを大切にする社会創りに貢献する」というのは、まさに私たちデロイト トーマツ グループも同じ思いで、先に挙げたWorldClassやWorldClimateというイニシアチブも人材こそが資本である私たちにとっては当然の取り組みだと考えているからこその活動です。とりわけ次世代を担う子どもたちへの教育支援はその中心の活動となるものと考えているので、クラブの事業の柱の一つである教育に焦点を当て、共同で環境教育を推進する取り組みも実施させていただいています。
・環境教育対談(前編) FC今治とデロイト、なぜこの2人が環境教育? ・環境教育対談(後編) 次世代のためにできること 冊子づくりをきっかけに広がる両者の夢

広報担当になっていかがですか?

【越智】
私の先祖が愛媛県の水軍だったり、大学の卒業旅行ではしまなみ海道を自転車で走ったり、小学校ではサッカー部で毎日朝から放課後までずっとサッカーをしていたので、FC今治にはご縁を感じ、お仕事をさせていただくのを嬉しく思っています。当グループコンサルタントで元プロ野球選手の久古健太郎が56秒チャレンジで(人生はじめての!)リフティングをする中、会社の説明を行ったのがFC今治との初めてのお仕事だったのですが、皆さん優しくて、とても盛り上がりました。

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アメリカインディアンの間では「地球は先祖ではなく未来に生きる子孫から借りているもの。借りているものは傷つけたり汚してはいけない」という教えが代々伝わっているそうです。先日岡田さんからFC今治への想いや環境教育への想いを伺う機会があったのですが、その中で、リオデジャネイロで開催された環境サミットでのスピーチを引用されていました。1992年に12歳だったセヴァン=カリス=スズキが「直し方のわからないものを、これ以上壊すのはやめてください」 と訴えた伝説のスピーチと呼ばれているもので、私自身小学生の時にこのスピーチに強く心を打たれ、環境問題について調べたり、課外活動に参加していた頃のことが蘇りました。大人になった今、デロイト トーマツ グループで形を変えて仕事としてこのようなことに向き合えることは私の使命なのかもしれません。単なるスポンサーではなく、一緒に社会にインパクトを残せるパートナーとして、大人や次世代を担う子供たちに大切なものは何かを伝えていきたいと思います。

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今後はどういった取組みで関係をつくっていくのでしょうか。

【越智】
デロイト トーマツ グループには、インサイトやソリューションを創出・発信するためのグループ横断的なプラットフォームであるデロイト トーマツ インスティテュート(以下DTI)というものがありますが、DTI発足後、グループがより一丸となってFC今治のパートナーとなれているのではないかと思います。新型コロナウイルスの影響でなかなかホームまで応援しにいけないのが残念ですが、今年からは試合をDAZNでも観戦できるようになってチームや選手との距離は近づいたような気がしています。

今は環境教育プログラムやデジタルを利用した観戦体験、新スタジアム構想など多くのプロジェクトが進行しており、引き続きFC今治と一緒に多くの挑戦をおこなっていきたいと思っています!

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Jリーグ初年度、多くの勝ち点を積み上げ勢いが止まらないFC今治を、デロイト トーマツ グループ全体で応援しております!次世代のための社会づくりを共に伴走するソーシャルインパクトパートナーとして、今後ともどうぞよろしくお願いいたします!

【FC今治/株式会社今治.夢スポーツ会長 岡田武史氏からのコメント】

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デロイト トーマツ グループの皆さんには、私が今治でチームを立ち上げた時から、
トップパートナーやソーシャルインパクトパートナーとしてご支援いただいています。
当初四国リーグ、つまりJ1から数えて5部リーグです。
広告価値もないところに私の夢に共感して、つまり目に見えない価値に対して、
お金と組織の基盤を作るためのノウハウを頂きました。
今、ちゃんと会社として経営できているのも、デロイト トーマツ グループの皆様からの支援が
なければありえなかったかもしれません。
ようやく今、Jリーグに昇格しましたが、このご恩は決して忘れません。
まだまだ目指す先は遠くにあります。
これからもデロイト トーマツ グループ様と真のパートナーとして共に歩んでいければと思っています。
それが次世代のための持続可能な社会を創ることになると信じています。

トップパートナー
/ 共生社会実現パートナー

エグゼクティブパートナー